NEWS
お知らせ・コラム
2024.03.12
Column
メンズ脱毛を検討している方の中には、どの脱毛方法が自分の肌に合っているか分からず、悩まれている方も多いのではないでしょうか。2020年に猛威を振るった新型コロナウイルスをきっかけに、メンズ脱毛サロンに通うことに抵抗を感じる方が増えてきました。また、脱毛サロンに通っていることを公言することが恥ずかしく、こっそり通いたい方もいらっしゃるかと思います。特に、VIO脱毛を検討している方は、人に見られることが一番の障壁になるのではないでしょうか。そういった方に注目されている脱毛方法が「セルフ脱毛」です。セルフ脱毛は、人目を気にすることなく、こっそりと脱毛を行うことができます。
そこで今回は、セルフ脱毛を検討中の方に向けて、セルフ脱毛は効果がないのかや通う頻度について解説いたします。また、最後の項目にて、メンズ脱毛歴6年の私が、実際にセルフ脱毛を体験しましたので、プロ目線でのセルフ脱毛の感想をお伝えできればと思います。
セルフ脱毛の体験談を先に見たい方はこちらから!
メンズ脱毛歴6年のプロ脱毛師が体験した感想
目次
セルフ脱毛とは
セルフ脱毛サロンの種類
・受付にスタッフがいる
・無人で24時間通える
・家庭用脱毛機器とは別物
セルフ脱毛って効果ない?部位別比較
・濃くて太いヒゲ脱毛は効果ないのか
・セルフ脱毛で一番人気のVIO脱毛
・手が届かない?背中脱毛
セルフ脱毛に通う頻度は?
・通い放題のセルフ脱毛サロン
・回数券のセルフ脱毛サロン
・頻度を空けるとどうなる?
セルフ脱毛の危険なやり方
・脱毛前の剃毛が雑
・脱毛ジェルを塗らない
・照射禁止部位に当てる
メンズ脱毛歴6年のプロ脱毛師が体験した感想
・①思ったより施術が難しい
・②圧倒的に時間が足りない
・③脱毛効果にかなりの不安
まとめ
セルフ脱毛とは
セルフ脱毛とは、プロの施術スタッフがいない完全個室で、自ら脱毛機器を操作する脱毛方法です。自分一人で脱毛が完結するため、人に体を見られることなく施術を行うことができます。脇やVIOなど人に見られると恥ずかしい部位も、安心して施術を行うことができるため、近年注目を集めています。また、友人やカップル同士で個室に入ることができ、お互いの体に脱毛機器を当て合うことも可能です。一人では不安な方でも、信頼している周りの方と一緒にセルフ脱毛を行うことができるため、脱毛初心者の方にも始めやすいといわれています。
セルフ脱毛サロンの種類
セルフ脱毛サロンは、近年、全国に続々と店舗拡大しています。プロの施術スタッフを必要としないため、メンズ脱毛サロンに比べて店舗展開がしやすく、「知らず知らずのうちに自宅の近くにオープンしていた」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。急激に増えているセルフ脱毛サロンには、いくつかの種類が存在します。特に、セルフ脱毛サロン内にスタッフがいてくれるかどうかによって、安心感が大きく変わるでしょう。この項目では、セルフ脱毛サロン内のスタッフの有無や営業時間の違い、家庭用脱毛機器と異なる点についてお伝えいたします。
受付にスタッフがいる
セルフ脱毛サロンが流行し始めの頃は、受付にスタッフが常駐していることが一般的でした。セルフ脱毛機器の使い方や注意事項、契約関連について、丁寧に説明してくれます。セルフ脱毛中に何かトラブルが起こったり不明な点が出てきたとしても、すぐにスタッフを呼ぶことができるため、安心して施術を行うことが可能です。ご自身の体を見られることはありませんが、カップルや親子で施術を行う際は、会話が聞こえてしまうため注意しましょう。
無人で24時間いつでも通える
2024年現在、「セルフ脱毛サロンといえば無人で24時間通うことができる」というイメージがついているほど、無人店舗が増えています。入店から店舗を出るまで誰とも会わず、脱毛することができるため、完全プライベート空間です。また、無人店舗であるメリットは、スタッフが常駐する必要がないため、24時間営業である点です。仕事でお忙しい方でも、時間を問わず通うことができることは、現代の日本人にとっては嬉しいサービスではないでしょうか。
家庭用脱毛機器とは別物
「セルフ脱毛」とひとまとめにされることが多いですが、セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛機器の使用は、まったくの別物です。家庭用脱毛機器は、ご自宅や出張先でも使用できるコンパクトな設計のものに対して、セルフ脱毛サロンの脱毛機器は、業務用のものを使用しています。家庭用脱毛機器と業務用脱毛機器では、照射できる出力の大きさが異なり、一般的には家庭用脱毛機器の方が、脱毛効果は得られにくいといわれています。家庭用脱毛機器について詳しく知りたい方は、下記リンクのコラムをご覧ください。
家で楽々ツルツル肌に!家庭用脱毛器でヒゲ脱毛を行うベスト使用頻度は?
セルフ脱毛って効果ない?部位別で解説
セルフ脱毛と聞くと効果がないと思われる方も多いと思いますので、脱毛効果に着目して部位別にご紹介いたします。その前に知っていただきたい点として、セルフ脱毛サロンで扱うことができる脱毛機器の出力は、上限が設定されています。セルフ脱毛は脱毛初心者の方でも手軽に扱う必要があるため、メンズ脱毛サロンほどの出力設定にしてしまうと、やけどの危険性が非常に高まります。また、誤って目の近くで照射してしまうと、視力を落としたり、失明する恐れがあるため、真剣に施術を行うようにしてください。
濃くて太いヒゲ脱毛は効果ないのか
メンズ脱毛において効果に関して最も労力を伴う部位は、男性のヒゲです。男性のヒゲは濃くて太い特徴に加え、非常に根強いといわれています。また、ヒゲをご自身で抜いたことがある方はお分かりかと思いますが、他の体毛と比べ長さが2倍以上あります。これだけしっかりと生えているヒゲをなくそうと思うと、脱毛機器の高い出力設定が必要です。メンズ脱毛サロンでヒゲ脱毛を行う際でも、もともとヒゲが濃い方だと15回以上かかります。したがって、セルフ脱毛で濃いヒゲをなくすことは難しいのではないかと思います。まったく効果がない訳ではありませんが、ヒゲをなくす目的であれば、メンズ脱毛サロンでプロの施術を受けることがおすすめです。
セルフ脱毛で一番人気のVIO脱毛
セルフ脱毛で最も人気の部位はVIOです。VIO脱毛が人気な理由は、わざわざ説明する必要がないかもしれませんが、誰にも見られずに脱毛できるためです。メンズ脱毛サロンでVIO脱毛を行うと、施術スタッフにデリケートな部分を見られたり、脱毛機器が触れたりするため、恥ずかしいと感じるでしょう。特に銭湯やサウナで、友人にもVIOを見られたくない方にとって、1回の施術で1時間以上見られることは耐えられないかと思います。そんなVIO脱毛は、セルフ脱毛では効果がないのでしょうか。VIOの毛は、ヒゲに比べてそこまで毛根が深い位置にないため、毛が濃い状態の6回目くらいまでは効果を実感しやすいでしょう。しかし、徐々に毛が薄くなると、より高い出力が必要となってくるため、セルフ脱毛では対応しきれません。VIO脱毛でどれくらいの毛を処理したいかによって変わりますが、ツルツルの肌を目指しているのであれば、メンズ脱毛サロンに通う必要があるでしょう。
手が届かない?背中脱毛
セルフ脱毛の施術をイメージする際、手の届かない背中脱毛はどうするのかについて、気になるのではないでしょうか。背中脱毛は、手が届かない上に自分の目で確認することができないため、効果があるない以前に、一人で施術することは避けましょう。背中脱毛を行う際は、必ずペアで個室に入り、相方に手伝ってもらうようにしてください。無理して施術を行おうとすると、やけどしたり、脱毛機器を破損させてしまう恐れがあります。また、一人で施術を行う場合、利き手ではない手で腕を照射するには、かなり技術が必要です。右利きの方は、左腕より右腕の施術の方が、時間がかかることを頭に入れておきましょう。
セルフ脱毛に通う頻度は?
メンズ脱毛サロンに通えば、プロの施術スタッフが頻度の管理を行ってくれるため、基本的には任せておけば問題ありません。しかし、セルフ脱毛に通う場合、ご自身で通う頻度を管理しなければなりません。ヒゲ脱毛やVIO脱毛は特に、通う頻度によって、脱毛効果に大きな差が生まれます。脱毛の効果が出る仕組みをしっかりと理解しておけば、ベストな頻度で通うことが可能です。セルフ脱毛を行う方が、どの頻度で通うべきか迷われないように、解説させていただきます。
通い放題だと毎日行った方がお得?
セルフ脱毛サロンの中には、一定の料金を支払えば、何度でも通うことができるプランがあります。通い放題と聞くと、通い回数が多いほどお得に感じるかもしれません。しかし、脱毛においては、通えば通うほど効果が出るという訳ではなく、むしろ毎日通ってしまうと肌トラブルを起こす恐れがあります。セルフ脱毛の施術を行った部位は、施術後数日間は、熱がこもった状態が続きます。毎日、施術を行ってしまうと、肌に熱がどんどん溜まり、肌トラブルの危険性が高まります。特にVIO脱毛を行う際は、皮膚が薄く敏感なため、ぶつぶつややけどを引き起こさないように注意しましょう。どこの部位であっても、通う頻度は1週間以上空けることをおすすめします。
月々の回数が限られている場合は?
月々に通うことができる回数が決められていたり、通うたびに料金を都度支払うプランのセルフ脱毛サロンもあります。この場合、部位によって通う頻度を管理しなければなりません。以下の表を参考に、部位別での通う頻度と必要回数の目安についてご紹介いたします。
通う頻度 | 必要回数の目安 | |
ヒゲ脱毛 | 2週間に1回 | 15~25回 |
VIO脱毛 | 1ヶ月に1回 | 10~15回 |
その他 | 1~1.5ヶ月に1回 | 10~15回 |
こちらの表を参考のもと、ご自身の予定と合わせながら、通う頻度を決めていただければと思います。通う頻度や、必要回数には個人差があるため、ご自身でセルフ脱毛を行いながら、ベストなタイミングを見極めるようにしてください。
頻度を空けるとどうなる?
お仕事や人生の重要なイベントが重なると、どうしても予約を取ることができないタイミングがあるかと思います。通う頻度が、2~3ヶ月以上空いてしまうと、施術が必要な回数が増える恐れがあるため注意が必要です。人間のムダ毛は、少しでも生える力が残っている限り、細胞から栄養をもらい何度でも生えようとします。そうならないために、定期的に施術を行うことで、ムダ毛が生える力を抑制することが可能です。また、通う頻度を空けると、セルフ脱毛に通うモチベーションが下がり、通わなくなるケースが多々あります。セルフ脱毛サロンは、店舗まで通うことに加え、ご自身で施術を行う手間が発生するため、面倒に感じる方もいらっしゃるでしょう。途中で辞めてしまうと、ムダ毛が再度生え始める恐れがあるため、一度通うと決めたら、脱毛効果が出ている限りは、通い続けるようにしてください。脱毛効果を感じられない場合は、すぐさま他の脱毛方法に変更することをおすすめします。
セルフ脱毛の危険なやり方
セルフ脱毛は、ぶつぶつややけどなどの肌トラブルが起こった場合、自分で責任を取らなければなりません。自分の体は自分で守るとなると、あらかじめ正しいやり方やリスクを抑えておくべきではないでしょうか。セルフ脱毛を行う際は、単に脱毛機器を自分の体に当てるだけでなく、剃毛やジェルの塗布などさまざまな工程があります。それぞれの工程で注意すべき点について、ご紹介させていただきます。
脱毛前の剃毛が雑
セルフ脱毛やレーザー脱毛を行う際、必ず事前に剃毛を済ませておかなければなりません。やけどの危険がないよう出力を下げているセルフ脱毛ですが、それでも相当な強さの光エネルギーが放たれます。したがって、ムダ毛が生えている状態でセルフ脱毛を行うと、ムダ毛は燃えてしまい、やけどに繋がる恐れがあるため注意してください。メンズ脱毛サロンであれば、剃り残しがあったとしても、プロの施術スタッフが剃毛してくれますが、セルフ脱毛だと自分で確認しなければなりません。特にヒゲ脱毛やVIO脱毛だと、ムダ毛が自分の目で見えにくく、毛を剃り残しやすいです。セルフ脱毛の時間内に剃毛を行うと、時間がもったいないため、前日にご自宅での剃毛を忘れないようにしましょう。
脱毛ジェルを塗らない
剃毛が完璧な状態にし、次に行う工程は、肌に脱毛専用ジェルを塗ることです。脱毛専用ジェルは、脱毛機器で照射する前に必ず行う工程であり、塗り忘れると肌トラブルに繋がります。脱毛専用ジェルは、常温で放置していてもかなり冷えており、これを塗ることで痛みを軽減することが可能です。また、脱毛専用ジェルを塗ると、光が浸透しやすくなり、脱毛効果がアップします。冷たいからといって怠っていると、肌を傷つけたり後で損してしまうかもしれません。特に冬場の脱毛専用ジェルは、メンズ脱毛サロンのお客様でも、冷たいと感じられる方が多いですが、肌を守るために大切な工程であるため、必ず塗るようにしましょう。
照射禁止部位に当てる
セルフ脱毛は、高エネルギーの光や熱を扱うため、照射してはならない部位や肌状態が多々あります。禁忌事項を覚えておけば、安心して施術を行うことができるため、この機会にぜひ押さえておきましょう。
禁止部位
まぶた | 乳輪 | 耳孔 | 爪 | 粘膜 |
禁止体質
色素沈着 | あざ | 血管腫 | 白斑 | 色素欠乏症 | ケロイド | 目の疾患 |
禁止疾患
心臓病 | 糖尿病 | 腎臓病 | 肝臓病 | 甲状腺疾患 | てんかん | 指定難病 |
注意疾患、体質
内服薬 | 気管支喘息 | アレルギー | 皮脂・乾燥 | 毛孔性角化症 | アトピー |
上記の禁止部位や体質などを押さえておけば、安全にセルフ脱毛を行うことができます。セルフ脱毛の一番のデメリットは、すべて自分で管理しなければならない点です。セルフ脱毛サロンに通う場合は、より一層情報を集めたのち、通うようにしてください。調べることが面倒であったり、リスクをなるべく抑えたい方は、メンズ脱毛サロンや医療クリニックに通うことをおすすめします。
メンズ脱毛歴6年のプロ脱毛師が体験した感想
最後に、メンズ脱毛サロン歴6年以上の私が、実際にセルフ脱毛サロンで体験した感想を3つのテーマに絞り、お伝えさせていただきます。
①思ったより施術が難しい
普段私は、お客様に対して施術を行い、自分の体を自分で施術した経験がなく、こんなに難しいのかと驚きました。鏡越しでなければ見えないヒゲ、ひじやひざの関節部分、また、利き手の右手では届かない左腕や左側のお尻など、多くの部位の照射に苦戦しました。丁寧に行ったとしても当てもれ(脱毛機器の先端がうまく肌に密着していないことで光がまったく当たらない状態)が起こっているだろうと感じました。セルフ脱毛の施術を完璧にマスターしている頃には、脱毛自体が終了しているのではないかと思います。
②圧倒的に時間が足りない
圧倒的に時間が足りないと感じました。セルフ脱毛サロンで「全身脱毛50分」と謳っている店舗を拝見したことがありますが、私が初めて脱毛した際は、上半身でさえすべての部位を照射することができませんでした。私の技術不足もあるかもしれませんが、50分のプランでは、施術だけでなく、剃毛やジェルの塗布、ジェルの拭取りや脱毛機器の片付けまで、すべての工程を時間内に終了させなければなりません。これを50分で終わらせることができる方は、存在しないのではないかと思います。参考までに、単発式のオーシャンズで全身脱毛を行う場合、剃毛を含めて2時間半〜3時間ほどお時間を確保していただきます。これほど時間がかかることを念頭に置いて、セルフ脱毛を行うかどうか判断するようにしましょう。
③脱毛効果にかなりの不安
私は、脱毛機器の操作には慣れているため、操作盤を少し操作するだけでどれほどの出力(ジュール)や照射時間(パルス幅)に設定できるかを確認することができます。私が訪れたセルフ脱毛サロンでは、毛の原理上、十分に脱毛効果を実感することができないであろう出力設定がされており、実際に施術を行っても痛みをほとんど感じませんでした。現代の脱毛の技術では、脱毛効果を発揮するにあたって、ある程度の痛みを伴う必要があります。痛みを感じないことは、一見メリットのように見えますが、脱毛効果がなければ元も子もありません。脱毛効果を得ることができなければ、いくら1回の施術が安くとも、お金を無駄にしてしまう恐れがあります。これらを踏まえた上で、本当にセルフ脱毛が必要であるかについて、しっかりと検討していただければ幸いです。
まとめ
今回は、セルフ脱毛サロンに通うために必要な情報をさまざまな観点からお伝えいたしました。最後にご紹介したセルフ脱毛サロンの体験事例は、あくまでも私個人の主観であるため、参考程度に留めていただければと思います。それ以上に体験談を知りたい場合は、ご自身で実際に体験してみることがおすすめです。ほとんどのセルフ脱毛サロンには、初回お試しプランを提供しております。百聞は一見に如かずという言葉があるように、インターネットの情報だけにとらわれず、自分の目で確かめて脱毛方法を選択するようにしましょう。
メンズ脱毛サロンオーシャンズでは、光脱毛の無料お試し体験を行っております。今回の記事でご説明した通う頻度や脱毛効果、施術の手順など、不安に感じる点は体験時にすべて取り除いておくことがおすすめです。お試し体験のみ行い、そのまま帰っていただいても、まったく問題ございません。また、当日持参していただくものも特にありませんので、お気軽にお問い合わせください。